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No.138 鉄変り漆塗桶側三枚胴具足 Tetsu kawariurushi nuri okegawa 3maido gusoku
鉄変り漆塗桶側三枚胴具足 江戸時代
Tetsu nagareurushi nuri okegawa 3maido gusoku
[Edo period]
兜は長大な角元を擁する鉄黒漆塗六十二間小星兜。吹返しには金銅の亀甲に三つ巴据紋を打つ。長い角元に大きな朱の日輪前立を差す。面具は鉄錆地燕頬。顎と折釘座に梅花切鉄を置く。面垂は鎖垂れ。胴は鉄漆塗桶側三枚胴で、采配付鐶を一点打つ。こはぜは銅製。合当理を設け、丸の受筒を差す。右脇部分に蝶番を設け三枚胴に仕立てる。草摺は鉄流漆塗九間五段下りを紺糸素懸威とする。三具は家地一作、脇引を備え、袖は籠手にしつける。無紋の櫃付。
総体にうるみ漆に黒漆を散らせた変り漆塗りに仕上げた具足一式。漆のヒビ割れなどは散見されるが、見栄えのする特徴的な一領です。
円
