鎧兜買取販売　甲冑「本陣」

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　No.141　鉄錆地鋲綴桶側二枚胴具足　Tetsu sabiji byotoji okegawa 2maido gusoku

鉄錆地鋲綴桶側二枚胴具足 江戸時代中期
日本甲冑武具研究保存会　甲種特別貴重資料認定書付
Tetsu sabiji byotoji okegawa 2maido gusoku
[Mid Edo period]
NKBKH Kosyu tokubetsu kicho shiryo

　兜は鉄錆色塗鯰尾形兜。兜鉢は鉄打ち出し。連弧型の卸眉指に幅広の二本角元を打ち、木彫金箔押の長大な前立を差す。吹返しは小型の金箔押。鉄金銀箔押切付小札六段日根野しころを白糸朱糸毛引威樫鳥糸一段菱綴とする。
　面具は鉄朱漆塗烈勢面。鼻と口の下に髭を植え、頬に緒便りの折釘を打つ。耳には六星の孔を穿ち、顎下に汗流孔を一点穿つ。面垂は鉄金銀箔押切付小札四段を白糸朱糸毛引威とする。
　胴は鉄錆地鋲綴桶側二枚胴で、胸板・肩上を黒漆塗とし、金銅采配付鐶を二点打つ。鉄金箔押の脇引と鉄錆地の杏葉を備え、杏葉中央に金銅の五つ木瓜に十文字据紋を置く。背面には合当理を打つ。草摺は鉄金箔押切付小札九間五段下りを白糸朱糸毛引威とする。下端には熊毛を植える。
　袖は鉄金銀箔押切付小札七段当世袖を白糸朱糸毛引威樫鳥糸一段菱綴とする。三具は鉄金箔押皺瓢籠手、練革金銀箔押切付小札佩楯、鉄白檀塗篠脛当からなり家地一作。一荷櫃付。変り兜に朱の面頬、小札を金銀と威しで縞模様に見せた変わった意匠の具足。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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